上部工の特徴

本橋梁の上部工は、
PC2径間連結ポストテンション方式中空床版桁橋という構造形式です。
以下に、本橋上部工の特徴を2つ挙げます。

特徴① … PC構造

本橋の橋けたは、プレストレストコンクリート構造(PC構造)です。PC構造は、コンクリートの部材に対して、内部に配置したPC鋼材を引張り、張力の入ったPC鋼材をコンクリート部材端部で定着具を用いて固定することで、コンクリートに圧縮力を与える構造です。
RC構造(鉄筋コンクリート構造)に比べて、支間長を長くしたり、桁高を低く抑えたりすることが可能になります。また、鋼構造に比べて、走行時の振動が少ないとともに、防食性に優れているため防錆塗装の塗り替えなどメンテナンスに係るランニングコストを抑制できます。

特徴② … プレキャストセグメント桁

本橋の橋けたは、専門の工場で製作し、大型トレーラーなどで現場まで輸送して、大型移動式トラッククレーンなどで架設します。このように、「事前に架橋地点以外の場所でコンクリート部材を製作すること」を「プレキャスト」といいます。また、公道での輸送を可能にするために「橋桁を短い部材に分割したもの」を「セグメント桁」といいます。

プレキャスト方式は、部材製作を行う専門工場には上屋や専用設備があるため高品質の部材を製作できます。さらに、現場での作業が少なくなるため、現場の施工期間が短くなり、周辺環境に与える影響を少なくできます。

プレキャストセグメント桁の製作

❶ 鉄筋組立

❷ 型枠組立

❸ コンクリート打設

❹ コンクリート蒸気養生

❺ 型枠除去

❻ セグメント取出し

❼ セグメント仮置き